久しぶりにまじめなお話

2019/12/19

大学入試が現在、エライことになっています。
記述式廃止の動きになりそうです。


私自身は
センター試験で一定学力を確認
学力が足りない人はそこで足切り。

その上での二次試験で
記述式問題。

何がいけないのかと、思っていました。

まあ全ての国公立大学が記述式問題を導入していないなどの
理由があったようですが、公平性という面では悪くないシステムだと。
っと、長くなってしまう。。。



今回は公立高校入試改革についてつぶやくのだった・・・。

こちらも
右往左往。

5か月前ごろは来年から選抜Ⅰの廃止の動きとあったのですが
2,3週間前に廃止は2023年予定に。

そして、本日の新聞で
広島県教委から入試改革の公表がありました。
(公表だから、決定だと思います。)

調査書の配点が
1:1:1から1対1対3へ。

こちらは私見ですが、賛成派

中学3年生から本気で頑張れば、間に合う形に。

中学1年生からコツコツ頑張るお子様にはちょっと納得いかない形になりました。

どちらの言い分もすり合わせることができない問題です。

私が単に賛成派に回る理由は

中学3年生卒業時には、
「それ相応の学力を有しているから。」
です。

もちろん
全員ではないですが、調査書の点数が良いため
選抜Ⅰでその高校に必要な学力を有していないにも拘わらず
合格していったお子様を多く見てきました。

そういったお子様は入学してから大変だと思います。

ですが、今回の比率なら
中学3年生の学力のウエイトを上げるということで
自然と中学1,2年生時の内容もある程度は向上するからです。

その他にも欠席日数の記入欄廃止、内申書の簡素化など。


そして
もっとも、今回の改革の目玉は・・・

「自己表現」

公正判断をどうつけるかが基準です。
まだ具体的な内容は決定していないとのこと。

正直、公正にはできない・・・でしょ。


「自己表現」
自分の長所や高校の目標を
分かりやすく伝える力を身につけてもらうことが狙いであり
「好きなことをどれだけ広く、深く探求しているか見せてもらう場。
話し方や動作を評価するものではない。」

とのことですが・・・。

新聞に掲載していましたが
絵を描くのが好きな子は作品を披露したり
歌が好きな子は歌ったり。。
までは、しないでしょうが、面接の場で評価を伝える必要があります。

展覧会に展示されなければ、展示された生徒より評価は落ちるのか。

私がどうするんだ?と思うことは
最近はやりのeスポーツ。
毎時間積み重ねでゲームを続け上を目指したお子様と、
部活で毎時間一生懸命頑張ったお子様。

頑張り続けたという点で同じですが
評価は同じなのか。

eスポーツの大会で賞をとったお子様は評価が高くなるのか
大会のレベルで評価の点数も変わるのか。

深く探求したということなら
何かのゲームで
このキャラクターの特性を深く説明ができるということも
評価の対象になるのでしょうか。

野球部の生徒が
野球のボールの投げ方において、手のひねり、腰の回転、手の振り方など
深く説明できることと同格なのでしょうか。

この他にも、公正に判断できない例がポンポン頭に浮かびます。


今まで、面接自体にそこまでの合格判定基準を設けていなかったので
あまり問題視していなかったのですが


このままだと

試験結果:調査書:自己表現が
6対2対2

になります。


学習塾としては自己表現20%はちょっと見過ごせない割合です。

講座・・・が開かれそうですね。

なんで、こんなにも入試改革を急ぐんでしょう。


大学入試のように、生徒にしわ寄せがいくことが
ないようにだけはと、願うところです。

教師の働き方改革の一環・・・では悲しいですよ。

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