槍ヶ岳 下巻

2024/10/10

2日目。

・・・
うん。大丈夫。
足が無事回復しており、安堵します。

早朝、空が明るくなり始める前、南岳小屋を出発しました。(5:30)

最初に向かうのは南岳の頂上です。
標高3033メートルの南岳は、風が強く、稜線を歩く際はしっかりとした装備と集中力が求められます。
南岳から槍ヶ岳へと続く道は、岩場を縫うように進む稜線歩きがメインです。
周囲には切り立った岩壁や、深い谷が広がっており、自然の厳しさと美しさを感じながら進みます。
危険=死。そのような場所が数か所見られました。
全集中で滑落しないよう、先を急ぎます。

南岳→中岳→大喰岳の順に、切り立った岩壁につかみながら、稜線歩きを堪能します。

そして、少しづつ、その姿が見えてきました。

ラスボスの登場です。

鋭い槍ヶ岳が目の前に迫ると、緊張感とともに山頂への期待がさらに高まります。

9:00 槍ヶ岳への入口、槍ヶ岳山荘に到着。
眼前には、夢にまで見た槍ヶ岳が荘厳とその場に存在していました。
・・・
言葉になりません。
・・・
夢の頂上、行きます!

槍ヶ岳の山頂直下に到達すると、登山道はより険しさを増します。
ここから先は、クサリやハシゴが設置された岩場の登りがメインとなります。
高度感があり、手足をしっかりと使わなければならないため、緊張感が高まります。
しかし、足元や手元に集中しながらも一歩一歩確実に進んでいくと、徐々に山頂が近づいてくる感覚が味わえ、登山者としての充実感が高まります。

この岩場の登りは、体力的にも技術的にもやや厳しいものですが、その分山頂に到達した時の喜びはひとしおです。
私は慎重にクサリをつかみながら、最後の岩場をよじ登り、ついに槍ヶ岳の頂上に立ちました。
・・・
頂上からの眺望は圧巻です。

360度のパノラマが広がり、北アルプスの雄大な山々が手に取るように見えます。
天候にも恵まれた私は、遠くには立山連峰が見渡すことができました。
風が強く、寒さが厳しかったものの、しばらくその場に立ち尽くして、達成感と自然の偉大さを感じました。

南岳小屋から槍ヶ岳への登山は、技術と体力を求められる場面が多くありますが、その分得られる達成感や絶景は格別です。
特に稜線歩きでは、他では味わえないスリリングな体験ができました。
また、山頂での眺望は、これまでの疲れを忘れさせるほどの感動をもたらしてくれました。

また登りたい。。。は
今はちょっとお腹いっぱいで、ありませんが
また、登りたくなる。
そう思わせる魔力があの山にはあります。

Tくん。つぶやき見てるって教えてくれたから、今回、先生、真面目につぶやいたぞ。

終わり。


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