アルファの理念

2013/12/13

先日、保護者様から定期試験の過去問を配布して欲しいという要望がありました。
他塾さんでは過去問を9教科分配布しており
今回の定期試験のある教科が丸々同じ問題が出題されたため
90点台を取れたお子様が多くいらっしゃったそうです。

しかし、申し訳ないのですが、個別指導塾αでは過去問の配布は推奨していません。
過去問配布での点数上昇では、本当の実力は決して上がらないと考えるからです。
当塾では点数を上げるだけが目的ではなく
実力を上げることが真の目的であり
点数が上がるのはその結果に過ぎないと考えています。

学習の基本は基礎的なことを理解し、応用していくことにあります。
答えだけを覚えて正解しても、それでは本当の力は上がらないのです。

定期試験の過去問を用いて答えだけを覚える対策授業をしていれば
すぐに点数が上がることもあるでしょう。
ですが、こういう勉強の仕方を中学、高校生活で癖にしてしまうと
やがて習慣化してしまい
「勉強とはこうやってするものだ。」
「これが正しい勉強の仕方」だと
勘違いしてしまいます。

そうなっては
大人になってから
自ら考えることを放棄し
努力を嫌い
楽して成果を得ようとする人間になってしまいます。

学習に対する基本姿勢を間違いのないものに育てておけば
社会人になってからも必要な知識を得るために
独力でしっかり勉強する人間に育ちます。
どのような困難にも逃げることなく正面から立ち向かう人になって欲しい。

これが個別指導塾αの願いです。

定期試験問題配布は、著作権侵害の問題もありますしね。

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